どうも、武器商人(@BukiDartsBot)です。
最近は、バレルの購入頻度がめっきり減りました。ダーツを始めた初年度は20セットくらい購入していましたが、今年はレビュー用を除くと2セットしか購入しておりません。
なぜか???単純に、欲しいと思えるバレルがなかったからです。
(セッティング変更用にシャフトやフライトを購入したり、バレルエクステンションのような調整器具はたくさん購入しましたが。。)
しかし、一つだけ非常に面白いバレルを見付けたのでご紹介します。
画像は、樋口雄也プロのTwitterより引用しました。
TARGET(ターゲット)カラーズプライム ダンシングダック 商品説明
じゃじゃーん!
5種類のビギナーモデルがある「COLOURS」シリーズに僕のDANCING DUCKとまよんぬのMAYOのコンセプトを落とし込んだ「COLOURS PRIME」が加わります!
アウトラインそのままでカットはシンプルなタングステン70%バレル!
全長50mm、最大径7.2mm、18.0g、5665円税込です!
幕張で試してね! https://t.co/ge5zrnSNmx pic.twitter.com/uhVGFc2tZd— 樋口雄也🎯TARGET 個人レッスン受付中! (@dancingduck180) December 3, 2019
PERFECT参戦の樋口雄也(ひぐちゆうや)プロモデルのバレルです。どの辺がすごいかというと、タングステン70%でこのスペックというところです。
タングステン比率と重さの話
以前書いた記事を一応貼っておきます。長いので要点は別途抜粋しますね。
https://bukidarts.com/tungsten-70-80-90-95-weight/
バレルにはなぜタングステンが使われることが多いか?
- 比較的安価
- 硬い
- 比重が高い(体積当たりの重さが重い)
からだと思って間違いないです。
小さくて重いバレルを作るには、ある程度の比重が無いとダメです。小さめのバレルを作るためには、タングステン90%は必要ですが、ある程度の太さや長さを求めると、逆に重くなりすぎます。
では、重くなり過ぎないように調整したい場合どうするか?というと、チップとシャフトのネジ穴を深く削ることにより調整します。
絵心無くてすみませんが、以下のイメージ。黄色い部分をどれだけ多くするかで重さを調整すると考えていただければわかりやすいです。
で、ちょっとおかしいことに気付くはずです。
小さくて重いバレルを作るためにタングステンを使って比率も上げているのに、軽くするために削るの???というところです。
バレルの設計によっては、削りすぎて重心のバランスが非常に悪くなり得ます。
具体的には、グリップ位置が制限されます。上記の図で言うと、黄色の部分を持っているとバランス悪くなって飛びが安定しないよということです。
実際、95%のバレルは長い物が多い気がします。しかし、長くで95%なら規定の重量を超えるおそれがあるので、中をくり抜きます。当然、重心の位置は狭くなりグリップポイントが制限されます。 正直難しいバレルになると僕は思います。
80%は価格も安く、中の抜きも少ないので、グリップポイントが広く投げやすいので初心者からトップクラスの方まで幅広くオススメ出来ます。
出典:D-Craft(ディークラフト) バレルインプレッションまとめ – 畑野千春の30才からのダーツのススメ
TARGET(ターゲット)カラーズプライム ダンシングダック スペック
同じく樋口雄也(ひぐちゆうや)プロモデルのバレル、プライムシリーズのダンシングダックと比較してみます。

■商品のスペック
材質:タングステン90%
全長:50.0mm
最大径:7.2mm
バレル重量:20.0g
出典:Amazon.co.jp
以下の通りとなります。
プライム ダンシングダック |
カラーズプライム ダンシングダック |
|
材質 | タングステン90% | タングステン70% |
全長 | 50.0mm | 50.0mm |
最大系 | 7.2mm | 7.2mm |
バレル重量 | 20.0g | 18.0g |
アウトライン(外側)は似ていて、重さが違うっていうことですね。
参考までに、タングステン90%とタングステン70%の比重の違いは以下です。(混ぜ物をニッケルとした単純な理論値)
- タングステン70%=16.18(g/cm3)
- タングステン90%=18.26(g/cm3)
これを踏まえて重量を推測すると、アウトラインやカットの違い考慮しても、重量は3.0~4.0g違ってくる思うんですよね~。
しかし、実際は2.0gしか違わない。
これが何を意味するか???
タングステン90%のほうはそれなりに削っている。タングステン70%のほうは削りが浅い。つまり、タングステン70%のほうはみっちり中身が詰まっていると考えられます。(あくまで推測です。)
僕のように、グリップエンド(シャフト付近)を持つ人にとっては、グリップ位置が狭いっていうのはかなり致命的ですから、興味を引かれます。
そもそも、軽めのロングストレートバレルも少ないので、ニーズが高そうな気がします。
また、似たようなスペックでタングステン比率が違うっていう点が、比較対象として非常に面白かったので、このようなバレルを考案し発売する、TARGETさんおよび樋口プロには感謝です。
TARGET カラーズプライム ダンシングダックのご購入は
ご紹介ありがとうございます😊
大人の事情のない方は是非S-DARTSか僕の個人ECからお買い上げ頂ければ、樋口がより喜びます(笑)
S-DARTSをご利用の場合はクーポンコード【higuhigu】でお買い上げ総額から5%オフになって僕も恩恵に預れますので是非ご利用ください😆 https://t.co/UZ6HrjP1pR pic.twitter.com/deHZpp8Jjc— 樋口雄也🎯TARGET 個人レッスン受付中! (@dancingduck180) December 4, 2019
樋口雄也プロの個人ECサイトは以下です。
https://dancingduck.thebase.in/
TARGET カラーズプライム ダンシングダック | まとめ
PERFECT参戦の樋口雄也(ひぐちゆうや)プロモデルのTARGET カラーズプライム ダンシングダックのカタログスペックを見ていろいろ考えてみました。
値段がリーズナブルなのはもちろん魅力的なのですが、エントリーモデルっていう意味合いだけで捉えず、中身のみっちり詰まった投げやすいバレルなんじゃないか?っていう点も強調しておきたいです。